- ドライビングアイアン 2017/12/24
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最近はロングアイアンを持っている人が少なくなりましたが、久々に 1番アイアンを見ました。
(修理依頼はシャフト交換です)
ちなみに、下画像は私が持っている 0番&1番アイアンです(使っていたとは言えません)。
●ウィルソン 0番アイアン
ジョン・デイリー仕様ですが、シャフトが硬く長かったのでリシャフト。
●ブリヂストン J’s
ジャンボ尾崎 80勝記念モデル
●ブリヂストン J’s JOE(尾崎直道)モデル
- シャフト挿入時の向き 2017/11/10
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最近はパターを含め、ライ角調整が多いです。
今回はタイトリストのハイブリッド。
カチャカチャ部分でのフラット設定では足りないので、シャフトもフラットに入れて欲しいとのご希望。
相談の結果、スリーブの内径を 9.4ミリとしシャフトは 9.0ミリチップを使うことにしました。
スリーブより一回り大きいサイズのフェルールを準備
今回は段付きを使う事にしましたが、シャフトを入れる
向きを考え、一部をカット
シャフトが決めた向きに入るように接着剤で小さな凸を作る
シャフト接着
フェルールを削る前
フェルール後ろ側のふくらみを
もう少し削って完成
- メタルクリーン 2017/11/10
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随分前ですが(2014年3月4日記)、普段の作業で油汚れ・埃取りにメタルクリーンを使っていると書きました。
その使っているスプレー缶の上下に錆が出て中のガスが抜けてしまいました。
この時は何かで濡れたままにしたので錆びてしまったと思いましたが、あらためてロッカーの中にあるもう1本を見ると同じく錆びてガスが抜けています。
仕方なく新たに3本購入しその1本目、使用時に押さえる白い部分を取り付ける時に斜めに力が入ったのか、ノズル根元にあるゴムが半分飛び出してしまいガス漏れです。
2本目、今度はノズルを少し斜めに押したためか、同じくゴムが半分飛びだしガス漏れ。
3本目は注意して使っていますが、今までこんなことは無かったので他のものに替えようと思います。
ゴム、元の状態
飛び出したゴム
- シャフトを入れる方向 2017/05/28
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シャフトをホーゼルに入れる場合の方向(角度)は、普通真っ直ぐ、真ん中に入れます。
シャフトとホーゼルに隙間があると、極薄アルミ管などを使って偏らないように注意してシャフトを入れます。
しかし、人によって、またはクラブによってはシャフトが入る方向を変えて接着する場合があります。
少し前ですが、あるツアープロから「シャフトの入り方がおかしいので入れ直してくれ」との依頼がありました。
お持ちいただいたクラブは3番からのアイアンセットで、メーカーにはシャフトが入る方向はフェースに対して後ろ(右側)から入れるように注文していたとの事でした。
見ると3番アイアンだけシャフトの入り方が違っている他に、フェルールの削り方も他の番手とは違っていました。
3番だけ組んだ人が違うような気がします。
シャフトを抜くと、シャフトの向きを変える為の赤い紐状のものがホーゼル内の右側に付いています。
これでは注文と逆の抜きにシャフトが傾きます。
依頼されたアイアン
シャフトを抜いたところ
左拡大:赤い紐が見える
普段は細い紐状のものを使ってシャフトの向きを決めるのですが、可能性としてシャフトが平行移動するだけで斜めに入らないことも考えられるため、今回は必ず斜めに入る方法を選びました。
それは、シャフト接着面の2か所に小さな盛り上がりを作る方法です。
赤丸で囲んだ部分が接着剤で作った小さな盛り上がり。
山を作った接着剤硬化までの時間はかかるが
狙った方向に傾いてくれる。
- ライ角調整 2017/02/22
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ゴルフのレッスンプログラムで短期合宿に来ているお客様が、アイアンのライ角調整にいらっしゃいました。
レッスンの最初にライ角が合っていないとの指摘を受けていらっしゃったのですが、身長が非常に高い方です。
本来は、クラブの長さが合っているかも調べてライ角調整をするべきですが、短期合宿ということもあり、今回はライ角調整だけで済ませました。
アドレスに合わせてネックを曲げていくのですが、これ以上はやばそうと思うとこまで曲げても構えてもらうとまだまだフラット。
お客様は折れても構わないと言うので、思いっきり曲げました。
結果、5番でライ角67度。(以下0.5度づつ増えていく)
調整器のライ角数値は68度(実質67.5)より上は無いので、クラブゲージで測りながらの調整になりました。
ライ角の数字
クラブゲージ
いくらライ角を合わせても長さが合っていないと、せっかくのレッスン効果も薄くなると思いますので、早めに身体に合ったクラブに替えることをお勧めしました。
- グリップエンド側だけにバックラインが入ったグリップ 2017/02/04
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見たことのないグリップで、グリップエンド側が異様に盛り上がっていました。
横から見た写真
グリップエンド側で両面テープの糊が付いていない部分がバックライン
- PING G10 用アルミ管 自作 2016/11/4
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左用ピン G10とテーラーメイド バーナーのシャフト交換です。
そこで、G10用専用に普通のアルミ管と極薄アルミ管を接着し、隙間を少なくしました。
G10用アルミ管:右側が極薄アルミ管を付けて太くした部分
- R11アイアン、シャフト折れ修理と古いシャフト抜き器 2016/07/08
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R11アイアンのシャフト折れ修理がありました。
ホーゼルのすぐ上で折れた場合は下記6月12日記のような器具を使うのですが、今回はシャフトが5cm位残っています。
シャフトを万力で挟んでしまうと割れてしまうので、古いシャフト抜き器登場です。
新旧シャフト抜き器
奥にあるのが今使っているシャフト抜き器で手前が古いシャフト抜き器。
本体の大きさが全然違いますが、注目はシャフトを挟む長さです。
新しいのは14cmの長さですが、古いのは5cmしかありません。(赤丸)
もう20年前のシャフト抜き器です。
R11アイアンのソケットは特殊なのでしょうか?
ソケットをずらすとソケット内に接着剤が溜まっており、ソケットの厚さもありません。
茶色部分が接着剤
左:新ソケット、右:付いていたソケット
(ホーゼルと接する所の厚さ・新ソケット:2.2mm、付いていたソケット:1.0mm)
- ピン G10 ドライバー ホーゼル内径 2016/07/08
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チップ径 9ミリシャフトを使う設計のG10ドライバー。
ホーゼル内の内径は左図のようになっています。
最近なぜか9ミリシャフトを使う設計のシャフト交換が
多いです。
- クラブ組み上げ最後での? 2016/06/07
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1、塗装剥げ(クラブを受け取る時に説明があったということでしたが、少しの注意で防げた事です)
写真では見づらいのですが、赤丸内で艶のない部分がクリア塗装が削られた場所
ホーゼル外径より太い部分のソケットをリネンベルトで削ったのでしょうが、
マスキングをしていなかったことでリネンベルトがネック部分に当たり塗装表面を
削ってしまったようです。
時にはシャフトの塗装を傷つけることもあるので注意が必要です。
2、ホーゼルより太いソケットのまま
こちらはホーゼルとの境を少し削っただけのソケット。
そもそもホーゼル外径に対しソケット径が太すぎる。
やむを得なく使う場合でも、もう少しきれいに削って
あげた方が良いのでは。
- テーラーメイド R580 シャフト交換 2016/04/27
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古くなりましたが、R580のシャフト交換です。
1月にR510 TP のシャフト交換をしているので特に変わったことはないと思っていましたが、ホーゼル・フェルール共特別だったことを忘れていました。
R580ヘッド
ホーゼル内形状
右図のように
ホーゼル上部の内径:10.4mm(深さ:3/8インチ)
シャフト接着部内径:9.1mm(深さ:1+3/8インチ)
ホーゼル内全体の深さ:1.75(1+6/8)インチ
フェルールの形が特殊だったのですが、手持ちがありました。
オリジナルフェルール
手持ちのフェルール
袋中身
シャフトを抜く時にフェルールが浮いているように見えたのですが、これはフェルールの形のせいでした。
見栄えが良くないので、今回はR7用フェルールを使用。
左がR7(シャフトチップ径8.5mm)用フェルール
段の太い部分外径は右のR500用と同じ10.0mm
今回はシャフトを真っ直ぐ入れる事と接着強度を考え、
フェルール下の細い段は切り取り、アルミ管を使用
R500用フェルール使用時の拡大
R7用フェルール使用時の拡大
- ホーゼル外側の「ヤスリ傷」&ホーゼル内溝の有無 2016/03/07
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シャフト交換にきたUT3本。
シャフトはオリジナルからアッタスシャフトに交換されてましたが、見るとホーゼル外側にヤスリでこすられた傷があちこちにありました。(3本共)
ホーゼル内を掃除している時に気付いたのですが、内側に溝が入っているヘッド(#3&#4)と溝無しヘッド(#5)があります。
新しいシャフトは「TOUR AD UT 85」ですが、シャフトとホーゼルの間に隙間があるため極薄アルミ管使用。(内径、計測忘れ)
- アイアン、シャフト折れ時のシャフト抜き 2016/02/12
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アイアンのシャフト折れ修理です。
写真のように残ったシャフトがネックから少し出ているので、シャフトを万力で挟んでネックを加熱すれば抜けるかも、と思い試しましたが甘かったです。
案の定シャフトが割れてしまい断念。
久しぶりにシャフト折れ時のシャフト抜き専用工具登場です。
(ネックから出ているシャフトは折っています)シャフト取り出し工具
セットしてネック加熱
セット時
少し抜け時
折れたシャフト取り出し
−おまけ−
専用工具には当然名前があるのですが、今と昔では名前が違います。
新しい名前
古い名前
不思議に思い調べてみると、古い名前には好ましくない単語が使われているようです。
(Google翻訳で単語を調べると!!! Yahoo辞書やエキサイト翻訳では出ません。)
文章に古い名前を書くと閲覧数が増えそうですが、書けません。
以前、シャフトバットのバットを英語で書いたら、閲覧数が伸びたこともありました。
- Fourteen Gelongd CF115 2W 01/30
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クラブが振れないと持ち込まれた フォーティーン・ゲロンディ・CF115の2番ウッド。
長さを測ると(ヒールエンド法)46.5インチでバランスはE1.0。
お客様に大まかに聞いてところでは、ドライバーがフォーティーンの47.75インチで2Wのシャフト交換(フブキ K50 R)を頼んだ時は長さやバランスなどは先方任せでお願いしたとの事でした。
また、先端を削ったとも言われたそうです。
クラブ全体
シャフト バット側
ヘッド側
赤線:シャフトエンドから46インチ
黒線:1.25インチ
ホーゼル内の深さが分かりませんが、
一般的な1.25インチだとすると
チップ側を約0.25インチカットしている
事になります
画像では分かりにくいですが、ソケットの太さをホーゼルに合わせた加工をしていないため、触ると出っ張りを強く感じる。
- Lynx Parallax アイアン 01/22
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古いLynx Parallax アイアンのシャフト交換とグリップ交換がありました。
鉛の厚さは1/8インチでシャフト挿入長は1+1/8となりますが、、鉛の無いシャフトも挿入長は1+1/8インチと揃っていました。
ただし、ヘッド重量が#6:262.3g、#7:268.9g、#8:271.1gと不揃いだったので鉛棒(3.5g)を抜いてみると、
奥にはさらに鉛の粉が入っていました。
シャフト交換をしない番手のグリップ交換で、古いグリップをはずすと切り口が大きく変形しているシャフトがありました。
- R510 ホーゼル厚 01/22
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テーラーメイド R510にシャフト装着の作業です。
ヘッドはお客様がネットで購入したもの。
ホーゼル上部の厚さが均一ではありませんでした。