アマチュアゴルファーズ倶楽部

中古アイアンシャフト DG ツアーイシュー(#5~9)不揃い 2021/11/19
ミズノ MP-5 アイアン(#4~9)のシャフト交換依頼がありました。
一緒に持ってこられたシャフトは中古で購入したダイナミックゴールド S400 ツアーイシュー5本。
ミズノ MP-5 アイアン 中古購入 DG S400 ツアーイシュー

すでにカットされているシャフトなので、お客様希望のバランスが出るか9番を目の前で仮組みしました。
偶然、ミズノ9番と同じ長さになりましたが、バランスは少し軽く、シャフトの先に重りを入れることはしたくないとのことで、組み上がった後にヘッドに鉛を貼る事になりました。

4番シャフトは仕入れないといけないので、持ち込まれたシャフトに書いてある長さを確認。
9番用が37.5で・・・5番用が39.0???

なんかおかしいと思い、書いてある数字を見ると、37.5より長い37.0があります。
中古購入 不揃いのDG S400 ツアーイシュー   上から
39
38.5
38
37
37.5

この37インチシャフトは使えないので、5番・4番用に39.5と40インチを購入。

今回のシャフトは二通りの切り口があります。
シャフトカット断面 ハンドカッター ハンドカッター?切り口
(丸みがある)
37.5
38
  シャフトカット断面 機械カット 機械での切り口
37
38.5
39

セット販売するために、長さだけで揃えた?
以前にも同じようなことがありましたが(3月20日記)、販売される方はもう少し気を使ってもらいたいです。

ミズノアイアンのシャフトを抜くと、いつもの重りとプラスチックがシャフト先端に入っています。
MP-5 アイアン シャフトを抜いた状態 重り&プラスチック

5番から9番までのアイアンはホーゼル入り口がテーパー状になっていますが、4番アイアンは段付きソケットを使う時のような形状になっていました。
MP-5 アイアン ホーゼル入り口 テーパー形状   MP-5 アイアン 4番ホーゼル入り口 段あり
 テーパー、5~9    段がある4番

ダブルベンドパターシャフトのライ角調整 2021/09/20
ダブルベンドシャフト(double bend shaft)のライ角調整依頼がありました。
構え方を変えたので規則ギリギリまでアップライトにして欲しいとのお話で、大手ゴルフショップ2店舗では断られたということでした。
ダブルベンドシャフト   ダブルベンドシャフト用ベンディングバー
 ダブルベンドシャフト    ダブルベンドシャフト用ベンディングバー

上右写真が今回使ったベンディングバーですが、比較的簡単に曲がりました。

オデッセイ、ストローク ラボ(STROKE LAB)パター シャフト内重り 2021/08/18
オデッセイパター、ストローク ラボのシャフトカットがありました。
オデッセイ、ストローク ラボ(STROKE LAB)パター シャフト内重り
グリップを外すとシャフトエンドに真鍮色の重りが見えます。
オデッセイ、ストローク ラボ(STROKE LAB)パター シャフト内重り
この重りの写真が↓。
オデッセイ、ストローク ラボ(STROKE LAB)パター シャフト内重り
黒いのはリング状のゴムで、これでシャウト内にきちんと収まっていました。
重さは30グラム。

PING GLIDEウェッジ、ホーゼル内寸法 2021/08/11
ピン GLIDEウェッジ3本のシャフト交換がありました。
2本(50度・56度)は先に購入して他店でシャフト交換をし、最近1本(54度)をネットで購入したとのことです。(56度は58度に調整済み)
PING GLIDEウェッジ

シャフト交換した2本のうち1本のシャフトが斜めに入っているという話でしたので、見るとソケットがフェース面方向に大きくはみ出しています。(当然逆側はへこんでいます)
シャフトを抜いてみました。
シャフト交換されたGLIDEウェッジのチップ側・対処無し
接着剤が厚く残っています。

最近購入したというウェッジには純正らしい少し厚いスペーサーが付いています。
純正?GLIDEウェッジのチップ側・スペーサー有り

ウェッジのホーゼル内をきれいにすると、下写真&イラストのようになっています。
GLIDEウェッジ ホーゼル内 GLIDEウェッジ ホーゼル内寸法イラスト

この太目のホーゼル内径に対し、9mmチップのシャフトを使うための対処をしていない作業ではシャフトが斜めになるのも当然です。
ネットではこのウェッジ用段付きソケットが販売されていますが、PXG対応のような先端に付けるキャップ等がないため、実際の作業では注意が必要です。
GLIDE用ソケット   PXGアイアン用ソケット
GLIDE用   PXGアイアン用

今回は翌々日にクラブをお渡しするため、普通のソケットとアルミ管2枚(厚めと薄め)を使用しての接着になりました。

斜めに切られたシャフトエンドと長い切り傷 2021/08/07
グリップ交換で両面テープを取り除くと、まず見えたのがシャフトについた長い切り傷です。
そして、グリップエンドは斜めに切られています。
ネットで中古を購入したとのことですが、あまりにもひどい姿です。
ディアマナシャフトの切り傷
斜めに切られたディアマナシャフト

グリップ下の荷造り用テープ 2021/08/07
グリップを外すと荷造り用テープが出てきました。
グリップを太くする時にこのようなテープを使う人もいますが、普通はこの上に両面テープを巻きます。
しかし、今回はこの透明なテープだけでした。
グリップ下の荷造り用テープ
グリップ下の荷造り用テープ

特注ウェッジ、シャフトカットの後処理 2021/06/21
アメリカのショップ(ネット通販)で購入した新品ウェッジのグリップ交換がありました。
ボーケイウェッジ 特注SM8 ヘッド
ボーケイウェッジ 特注SM8 シャフト
ボーケイウェッジ 特注SM8 グリップ

両面テープを剥ぐと、シャフトエンド外側に大きめのバリとシャフト内にはカット時の片があります。
ボーケイウェッジ 特注SM8 シャフトエンド部分 ボーケイウェッジ 特注SM8 シャフトエンド部分

切れ味の落ちた切断機を使うとよくあることですが、このままで良しとする感覚は😭
片がシャフト内に落ちる可能性もあるので、バリはきちんと取り除くべきだと思います。

シャフト加工、バックライン強調針金とシャフト伸ばし 2021/05/04
グリップ交換依頼のお客様。
グリップを外すとシャフトが1.5インチ伸ばしてあります。
さらに、シャフト本体にはバックラインを強調するための針金(直径1mm位)が貼り付けてあります。
シャフト加工 バックライン強調針金とシャフト伸ばし

伸ばしに使ってあったプラスチック、シャフト本体内に両面テープで貼り付け
シャフト伸ばしに使ってあったプラスチック

赤↓が針金
シャフト加工 バックライン強調針金とシャフト伸ばし

テーラーメイド、オリジナルKUROKAGEシャフトのフレックス 2021/04/29
グリップ交換時、ふとシャフトに貼ってあるシールを見ると『Flex X』とあります。
しかし、シャフトにプリントされている表示は『FLEX S』。
テーラーメイドオリジナルのクロカゲシャフト

グリップ側に貼ってあるシール
テーラーメイドオリジナルのクロカゲシャフト
シャフトに書いてある表示
テーラーメイドオリジナルのクロカゲシャフト

ミツビシではフレックス『X』でもテーラーメイドでは『S』相当ということなのか、プリントを間違えたのか、理由は分かりません。

トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー ステップ位置不揃い 2021/03/20
アイアン(#5~PW)のシャフト交換依頼がありました。
シャフトはお客様がネットで購入したダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(使用済み中古品)。

仮組みでバランスチェックをしようとシャフトを並べると、1本が長いです。
トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー
シャフトに書いてある長さを見ると↓
トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー 長さ表示   上から
40.5
39.5
39.0
38.5
38.0
37.5

40.0が無く、40.5になっています。
お客様に確認しましたが、この6本セットで送られてきたとのことです。

お客様がシャフトを販売した人と連絡が付かない場合は、40.0のシャフトを新品購入で済むと思っていたのですが、
よく見ると、さらに大きな問題があります。

シャフトチップ側先端からシャフトの第一ステップまでの長さが綺麗にフローしていません。
トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー 第一ステップ位置
 シャフト長  シャフト先端から第一ステップまでの長さ(インチ)
 39.5  8.5
 39.0  7+7/8
 38.5  7+2.5/8
 38.0  7.0
 37.5  6+2.5/8

多少の誤差は今までもありましたが、これだけ違うのは初めてです。
このシャフトには有名クラブメーカーのシールが貼ってありました。

お客様と相談し、このシャフトは使わずに普通のダイナミックゴールドを使うことになりました。

下写真は実際に使った普通のダイナミックゴールド X100シャフト。
ダイナミックゴールド X100シャフト
ダイナミックゴールド X100シャフト
(第一ステップまでの長さが階段状に揃っていることで安心し、長さを調べ忘れ😭)

カーボンシャフトチップ側、偏った削り 2021/02/10
最近続けて3本あった事柄です。
シャフト交換依頼でシャフトを抜くと、チップ側が偏って削れていて丸ではなくなっていました。
(3本は別々のお客様ですが、シャフト硬度はXorTX)
変形したシャフトチップ側   変形したシャフトチップ側   レスキュー スリーブ
     ピンボケ😭    これに入っていたシャフト写真無し
 ツアーAD DI-6 TX    D-Limited 70 TX    ツアーAD DI 105HYBRID X

ツアーAD DI 105HYBRIDはチップ側をざっと測ったのですが、先端径は約9.0mm、先端から1インチ部分は約9.3mmでした。
本来は9.4mmですからかなり削れています。
使われていたRESCUEスリーブの内径は9.5mmありました。
シャフトが真っ直ぐ入っていたのか疑問です。

アイアン用スチールシャフト、パラレル 2021/02/09
アイアンセット(6本)のグリップ交換がありました。
グリップを外すと、全番手“42”のプリントがあります。
このシャフトはチップ側がパラレルで、全番手で42インチのシャフトを使っています。
  使用例
5番アイアン・シャフトのチップカット1.0インチ、クラブ長はバット側でカット
6番アイアン・シャフトのチップカット1.5インチ、クラブ長はバット側でカット


このシャフトはクラブメーカーオリジナルで、N.S.PRO 930GH。
シャフトチップ側がパラレルになっているためか、ソケット浮きが数本見られました。
N.S.PRO 930GHが使われているアイアン   N.S.PRO 930GH   N.S.PRO 930GH
N.S.PRO 930GH使用アイアンのソケット浮き

PING G410アイアン、ホーゼル内径 2021/01/29
PING G410アイアンのシャフト交換がありました。(元シャフトはZelos 8)
シャフトを抜くとホーゼル内には多くの接着剤と底にプラスチック板がありました。
取り出すと、キャップ状になっています。
PING G410アイアンのシャフトチップ側 左写真
赤丸:段付きソケットの足部分

緑丸:キャップ状のプラスチック

その他:
接着長が短い!
(1メモリ ⅛インチ)

ホーゼル内を掃除して内径を測ると、直径が10mmあります。

PXGアイアンも内径が大きかったのですが、純正に近いソケットとキャップがセットになって販売されていました。
G410は見つからないので、厚めのアルミ管を使っての接着になります。

以前とは違うお客様のDEMO用(店頭試打用)シャフト 2021/01/28
1月26日にDEMO用シャフト記事を再アップしたのですが、この時のお客様とは別のお客様が同じシャフトを持ってきました。
二人共 PING G400ドライバーを使っており、先のお客様のクラブが使い易く、同じシャフトをネットで購入したということですが、こちらのシャフトもDEMO用シャフト(同じディアマナ『D-Limited』)でした。
同じ長さにするために、前のお客様のシャフトも一緒に持ってこられました。
ミツビシシャフト ディアマナ『D-Limited』 DEMO用シャフト
ミツビシシャフト ディアマナ『D-Limited』 DEMO用シャフト ミツビシシャフト ディアマナ『D-Limited』 DEMO用シャフト ミツビシシャフト ディアマナ『D-Limited』 DEMO用シャフト

ミツビシシャフト ディアマナ『D-Limited』 DEMO用シャフト

アイアンシャフト、真っすぐ入っていない 2021/01/07
C社のワンレングスアイアン(#5~PW)です。
シャフトはメーカーカスタムでMODUS³に変更されています。

お話を伺うと、習っているプロから「シャフトが真っすぐに入っていない」と言われたようで、その確認とシャフトの入れ直しをお願いしたいということでした。
(お客様自身は半信半疑のご様子)

最初に気づいたのは、5番と6番のソケットが細いことです。(ほかのソケットはホーゼル外形と同じ太さ)
コブラ KINGアイアン   コブラ KINGアイアン ソケット部分

特に5番はホーゼルとソケットが密着しておらず、接する所が熱で溶けたようにもなっています。
シャフトの向きは、5番が明らかに斜めに入っており、6番は少し微妙なところです。
お客様と相談した結果、とりあえず5番だけシャフトを入れ直すことになりました。

まず、ソケットを外すと段付きソケットを使ってはありましたが、足部分は短く薄いです。
シャフトを抜くと、ホーゼル内径は9.5mmでシャフトチップ径は9.0mm、シャフトをホーゼル内中心に入れるためのシム等は使われていません。


ホーゼル内上側写真
コブラ KINGアイアン ホーゼル上部   右写真のソケット
使われていた物とほぼ同じ
一般汎用の段付きソケット。
足部分は短く薄い。
市販汎用段付きソケット市販汎用段付きソケット

今回はセット内でソケットが違っているので、7番~PWのソケットがどんなものか、どんな組み方をしているのかは分かりませんが、5・6番は同じ組み方をしていると思います。
実際の組み上げ時はアイアン用アルミ管を使い、シャフトを中心に真っすぐ入れました。

今回のようにシャフトチップ径とホーゼル内径が大きく違う場合でも、キャロウェイ・エピックスターの純正ウッド用ソケット(2020年5月17日記)、PXGアイアン用ソケット(2020年3月16日記)などは、ソケットをシャフトに装着しただけで真っすぐ入るようになっていました。

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