修理に来た? PART-3

メッキ剥がし
スチールシャフト メッキ ウェッジに使われていたシャフト。
ある店でシャフト交換したということでしたが、先端のメッキ剥がしがきちんとできていません。
ダイナミックゴールド
ダイナミックゴールドS200 37”00のシャフト2本。先端から第一ステップまでの長さが違っています。
ダイナミックゴールド
再利用シャフト
カーボンシャフト先端 お客様が中古ショップで買ったスピーダー569 350(9.0mm)チップ付きのツアーステージXドライブ390。
ソケットの太さがホーゼルと合っていなくはみ出していたのも???でしたが、
シャフト交換で抜いてみると先端が変形して(削られて)いました。
太い所で8.7mm、細い所は8.3mm、また、先端から1インチの所も一部削られ8.5mmしかありませんでした。
塗装を剥いだ部分もシャフト差し込み長より長く印も付いていましたので、再利用シャフトに間違いないと思います。。
シャフトを再利用する人はよくいますが、これはちょっと危険です。
両面テープ
同モデルアイアンでの事
5番アイアンから下の両面テープは同じだったのですが、バラ売りの4番は両面テープの種類(厚さ)が違っていました。
同じグリップを使っていますが、出来上がりは太さの違うものになっています。
グリップ太さ
クラブ全てのグリップ交換。
グリップはツアーベルベットラバーでなるべく細くとの依頼。
シャフト径を調べると、1W:0.63・FW:0.59・アイアン:0.61。
作業内容
グリップ:ツアーベルベットラバーM62
1W・アイアンの両面テープ厚:0.13mm
FWの両面テープ厚:0.18mm
1Wのグリップは1cm伸ばし。
(バランスはグリップ交換前と同じように調整)
ウェッジ、バラ買い
アイアンセット・ダイナミックゴールドS200、AW・ダイナミックゴールドS400、SW・NS950というお客様。
ウェッジをバラで買う人は多いと思いますが、シャフトは確認してお買いになった方が後で余計な出費をしないで済みます。
特殊な型のホーゼル
ネック形状 ネック形状 テーラーメイド・Rescue fairway のホーゼル。
外側が上から4mmくらい細くなっています。メーカーに聞いたところ、特に意味は無く、ソケットの形を研究中で、その中から出てきた形状とのことでした。
今回は新ソケットの内側を削って装着。
両面テープ
アイアンセットの両面テープ。テープの種類(厚さ)・巻き方が違っていました。上2本、下7本。
両面テープ 巻き方
ダイナミックゴールドとSL S300
上:SL 赤線部径:11mm
下:DG 赤線部径:10mm
DG&DG-SL

赤線部分がステップ位置。バット径は両方0.6インチ。
ステップの数が違うのでグリップを入れた時、右手部分はSLの方が太くなる。
DG&DG-SL
?な接着
シャフト交換したけど重すぎるということで来たクラブ。
80g台のシャフトが付いて、バランスD6.0というのも変でしたが、抜いたシャフトを見て「あらまあ〜!」
スリープソケットを使ってはいましたが、スリープソケットから下の0.5インチしか塗装を取ってありませんでした。
ソールより凹だ状態のプラスチックプラグ 塗装を剥いだ部分、先端0.5インチだけ(下=普通のERC用シャフト)
ヘッドソール シャフト先端側
PROTOTYPEシャフト
プロトタイプシャフト
プロトタイプシャフト
Y-610
Y-610 Y-610
取る前 取った後
久しぶりにY-610(接着剤)を使おうとしたらB剤(グレー)のノズルが詰まっていました。
ノズルの白いプラスティックを取ると見事に固まっていて、思わず笑ってしまいました。
ウェッジ
好きなウェッジと近い型に削って欲しいという依頼。
元ウェッジ 削るウェッジと削る場所 削る前<A>と削った後<B>
元ウェッジ 削るウェッジ 出来上がり比較
callawayシャフト
スチールシャフトのサビ ソケット側がみんな錆びていました。現在発売中(2004年)のクラブ。
オリジナルアイアン
お客様がパーツを買って組み上げたアイアンセット。
重心角が一定でなく6番から急に大きくなっている。 ヒールからのホーゼル全長が不揃い(7番が長く8番短め)
アイアンヘッド アイアンヘッド
callaway X-14 & X-16
ホーゼル内の形状は特殊ですが、これによりロフト角、ライ角が2度の範囲内で調整できます。(番手によって誤差有り)
ヘッド ホーゼル内 X-14(CWライフルの場合)
ホーゼル穴
ソール側直径・8.7mm
ソケット側・9.8mm
シャフトチップ側 シャフト先端径・8.7mm
ソケット側・9.4mm

ヘッド&シャフト ヘッド&シャフト X-16(DGの場合):ホーゼル穴 ソール側直径・9.0mm/ソケット側・9.8mm
シャフト先端径・9.0mm/ソケット側・9.4mm
(シャフトが入る長さは一定ではない。傾向としてショートアイアンになるにしたがって短くなる。
ヘッド割れ
ヘッド フェース面割れ ヒビや亀裂の入ったヘッドはたくさん見てきましたが、こんなのは初めてです。
見えにくいですが、穴の中トウ寄りに黒く見えるのは重量調節のためのジェルです。
シャフトチップ
アイアンセットですが、シャフトチップ内にシルバーの蓋のようなものが入っていました。(黒いのは接着剤の残り)
重さは0.6gでバランス調整のためとは思えません。
シャフト先端 ホーゼルの中をきれいにすると、底の方から0.5〜0.6gの接着剤が出てきました。長さにして1/8インチ+α。
シャフトが入っていた長さは1インチ。本来は1+1/8インチ+α入るのでは?
普通に考えると、シャフト先端に蓋をしてあると接着のときに空気が抜けなかったり、余分な接着剤の行き場が無くなってしまったりで、良いことはあまり無いように思えるのですが・・・。
シャフト先端
グリップの向き
バックライン入りのグリップを裏向きに入れてあるのですが、向きがバラバラでした。
左向き 右向き
グリップエンド グリップエンド 左向き:#4・8、ほぼ真っ直ぐ:#3・7・P、右向き:#5・6・9
参考:PING&macgregar
最近、それぞれのソール形状に似たウェッジが出ています。
ピンウェッジ マグレガーウェッジ
格安クラブ
低価格で名前が知られているクラブ。しかし・・・
両面テープの
巻き方・・
斜めにカットされているシャフト
(10本中9本)・・
サイズが合っていないソケット・・
両面テープ巻き方 シャフトバット側 ソケット
ちなみに、NS950 S シャフトがついてバランスはC7.0平均でした。
ウェッジ
同じAWですが、ヘッド形状と赤枠内が微妙に違います。
ウェッジ ウェッジ
トゥ側曲線、下のスコアリングラインとリーディングエッジとの幅が違い、ネックの曲線も違います。
スチールシャフト
少し古いアイアンセットのシャフト。ウェッジ用ですが先端から第一ステップまでの長さが違います。
シャフト先端側
FP(フェイスプログレッション)を合わせる
気に入ったウェッジ(型・ボールのつかまり方)があり、他のウェッジも同じようにするための調整。
方法:左側を2回曲げて右のようにする 基本となるウェッジのFP(+3/16インチ)
FP変更方法 FP変更方法
元ウェッジ

調整後のウェッジ(左が元型、3本調整)
元ウェッジ 変更済みウェッジ 変更済みウェッジ 変更済みウェッジ
FP=+3/16 +4/16→+3/16 +4/16→+3/16 +4/16→+3/16