修理に来た??? PART-6

ソール削り
タイトリストのSW。子供が使いやすいようにソールを削って欲しいとの依頼。親御さんの希望を中心に削りました。
削る前(丸いソール)→ ソール前側を平らに→ 形を整えながら削→ 最終段階
ウェッジ原型 ソール削り1 ソール削り2 お客様の目の前で削り、出来上がりをお渡ししたので写真がありません

ボールを打ちながら気になるところを削っていく。
今回はソール幅を狭くし(トレーリングエッジ側・ソール後方)を削り、バウンスの頂点を前(リーディングエッジ側)に少しずらし、フェースを大きく開いてもリーディングエッジが浮かないように、トレーリングエッジ側をさらに削り落とす。
ウェッジ原型 ソール削り1 ソール削り2

鉛&シャフト伸ばし
中古ショップで買ったクラブ。付いているシャフトが気に入っていたので買ったとの事ですが、重く感じるというので調べてみると・・・。
シャフトが伸ばされているうえシャフト先端には重めの鉛が入っていました。
シャフト伸ばしパーツ 左:伸ばす為のプラスチック
  全長 8cm
  伸ばす部分 3cm
  重さ 16.2g
右:シャフト先端に入っていた鉛
  6.8g
シャフト伸ばしパーツ プラスチック内の白く見える
のは金属の棒。これで
重さを出している.

シャフト先端
シャフトが抜けかかってきた古いアイアン。
シャフトを抜いてホーゼル内を見ると白いプラスチックが。
(下画像:それぞれのパーツ)
シャフト先端
それぞれの長さ
シャフト先端
ホーゼル内全長:約1+3/8インチ
プラスチック部分:約1/4インチ弱
プラスチックとシャフトの間の黒い部分(接着剤):約1/16インチ
シャフト部分:約1+1/8インチ

シャフト伸ばし
自作シャフト伸ばしパーツ シャフトを伸ばす場合、使わなくなったシャフトで左画像のようなパーツを作って必要な長さにするのですが、最近よく見るのは左下画像のように簡単な(手抜き?)方法で済ましているクラブです。
伸ばされていた部分 バット側にシャフトを差し込んだだけで、太さは両面テープを巻いて合わせてある。
接着もきちんとされていない為簡単に抜ける。(時には両面テープを使ってある場合も)
上:右側の白いのが両面テープ
下:伸ばされていたシャフト

シャフトカット 2
シャフトカット画像 前ページ(Part-5)に書いたクラブとは別物で、あるショップで組み立てたアイアンセット。
シャフトはランバックス70g台のR、ヘッドは○○タイプの無刻印。
シャフトの切り口が斜めになっている上、内側は折った時のように繊維が一部ささくれ立ったようになっていました。
ちなみにクラブのデータを取ってみると
- 4 5 6 7 8 9 P A S ヘッド写真
グリップ無し時の
バランス
E0.3 E1.2 E1.9 E1.8 E1.4 E1.0 E1.7 E3.0 E4.0 ヘッド
ロフト 22.8 23.0 27.5 60.5 34.2 40.2 44.0 50.5 57.0
ライ角 61.0 61.3 61.5 62.0 62.4 61.2 63.5 62.2 62.0
グリップ交換後
新バランス
D2.4 D2.8 D2.9 D2.8 D2.7 D2.8 D3.0 - -
 5番の長さが37.5インチですから、ランバックスアイアン用シャフトの特性を考えず通常のカーボンシャフト用ヘッドを装着した為に重いバランスになったと思われます。
お客様もヘッドが重すぎると話していました。
(ランバックスのアイアン用シャフトはスチールシャフトからのりシャフトに対応できるよう、シャフトのバランスポイントが普通のカーボンシャフトよりチップ側にあります。・・・先端が重い)