- シャフト内接着剤のカケラ 12/28
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有名モデルのグリップ交換。
クラブ自体は古く、オリジナルグリップから変更されていましたが、両面テープを剥がすと接着剤のカケラがテープに付着しています。
シャフトの中からカケラが出てくるものも数本ありました。
1W〜SWまでカーボンシャフトの同モデル
グリップエンド部分と黒いカケラ
- フォーティーン ウェッジ 12/13
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フォーティーンのウェッジ2本(52度・58度)のシャフト交換がありました。
(中古購入のクラブなので、メーカー出荷時のままかは微妙。
ソケットは純正と同型でシャフトはフォーティーンシールが付いたウェッジ用)
52度はホーゼル内とシャフトの間に薄いアルミ板が使われていたのですが、58度は未使用。
両方のホーゼル内径は約9.46mm。
58度はバランスを合わせるために、鉛の粉を使用。
(画像は鉛粉とシャフト内に入っていたコルク)
- RBZ フェアウェイウッド 12/13
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シャフトを抜くとシャフトの中からプラスチックのストッパーが出てきました。
ストッパーに穴は開いていないので、接着時の空気抜きがやりにくい気もするのですが・・・。
- オノフ(ONOFF)ドライバー・シャフト入れ直し 12/10
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持ち込まれたオノフドライバー。
お話を伺うと、「最初にシャフト交換をした時はシャフトが回ってしまい、やり直してもらったら、今度はフェースの向きが大きく変わってしまったので元に戻したい。」との事でした。」
クラブを見ると???
ソケットが浮き
ヘッドとの間には
接着剤
ヒール部は熱で塗装が
ボコボコ
バーナーを使用?
シャフトを抜くと右画像のような状態。
隙間を埋めるために黄色いテープ使用。
ホーゼル内をクリーニングすると、
内径が大きくスリーブが必要。
(右:オノフ、左:普通のヘッド)
今回のクラブは2007年モデルですが、確かソケットがゴムのような素材で、ホーゼル内の構造も特殊だった気がするので
2008年モデル以降に使われているスリーブを準備。
2007年ソケット部
2008年以降ソケット部
今回使用したスリーブ
→
参考
右から
ホンマ用
キャロウェイ用
ゼクシオ用色んなスリーブ
ホーゼル内下側に段差があり、少し細くなっているのでスリーブの調整(下側削り)。
出来上がり。塗装の凸凹は再塗装しないかぎりどうにもなりません。
- 店頭試打用シャフト 11/15
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「Diamana Bに付いているR1用アダプターをRBZ用に交換」の依頼がありました。
シャフトには”店頭試打用 NOT FOR SALE 店頭試打用”の刻印がありましたが、お客様は承知の上でネット購入したとの事でした。
旧出来事
6年位前にあるメーカーでフィッティングとクラブ組み立ての仕事をしていたのですが、発売前の新製品クラブがある中古ショップサイトに載るという出来事がありました。
アメリカ先行販売だったかも知れませんが、シャフトは日本仕様。
試打用クラブを各ゴルフショップに配った後でしたので、この試打用クラブが中古ショップに流れたようでした。
- グリップ&両面テープ 11/5
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中古でお買いになったアイアンセット(#5〜P)のグリップ交換。
見ると6番だけがツアーベルベットラバーで他はツアーベルベットラバー・ライトです。
グリップをはずしてみると、両面テープの種類・巻き方が番手によって違っています。
←左から#5・6・7・8・9・P
↓6番拡大
6番は螺旋巻き1回にシングル(20mm)を縦1回
7番はシングルの縦1回
グリップは6番が若干新しい感じはありましたが、なぜ?
- カーボンシャフト 塗装剥がしとチップカット 10/25
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時々メーカーさんがトップアマチュアに提供しているクラブのシャフト交換があります。
ウッド類のシャフトチップ側の塗装を剥がしてない場合が多いです。
このメーカーさんはドライバー・3W・5W共、全てチップカット無しが基本のようです。
未使用シャフト(オレンジ色)と3W & 5Wシャフト
- アイアンのシャフト抜け 9/15
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シャフトが抜けたと持ち込まれたアイアン。
シャフトを見ると錆が出ています。
ホーゼル内の接着剤を取っている時に気付いたのが、ホーゼル上部の削られたような形跡。
削られているのは左画像の赤丸部分。
お客様に確認すると、スチールシャフトからカーボンシャフトに換え、
再度スチールシャフトに戻したとの事。が、原因は分かりません。
ヘッドはキャロウェイ Xフォージド。
- シャフトの入り方 9/9
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研修生のアイアンセット。
癖でソケットとホーゼル部分の境目を触るのですが、最近のクラブはソケットを削らないのか一部がはみ出しているクラブを見かけます。
シャフトの入る向きが同じなら問題ないのですが、明らかに他と違う場合があり気になる人は構えづらくなります。
画像ではシャフトの入り方の違いが分かりにくいので、影が屈折して見える部分を載せました。
ほぼ真っ直ぐ入っているシャフト
ホーゼルとシャフトの影が大体真っ直ぐ左側から入っているシャフト
影がソケット部分で屈折している
- グリップが動く 9/7
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中学生の女の子が使っているクラブのグリップ交換(13本)。
グリップをはずしている時、左手部分の剥がれ方が他と違うものがありました。
残っている数本をチェックすると、グリップエンド側5〜6cmが動いてしまうものが2本ありました。
長年使っているという訳ではないので、暑さのせいなのか?
グリップと両面テープ・溶剤の相性なのか?
シャフトを固定してグリップの動きを見たところ→→→
- アルミ板 8/25
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アイアン2本のソケット浮き修理依頼があり、ソケットを新しいものに交換することになりました。
ソケットを取るとシャフト表面がベタベタしており、
拭きとると一部は固まっていました。
接着剤のようですが、後日お客様に聞いたところ
何もしていないとの事。
最初から?それとも暑さのせい?シャフトを抜くと、チップ側中にアルミの板が入っています。
一部はシャフトにくっついていましたが、鉛かなと思い少し
出してみると、ただのアルミ板でした。
なぜ???ホーゼル上から1mm弱接着剤が出ていましたから(左画像)
初めからソケットとホーゼルは密着していなかったようです。
また、2本ともシャフトがホーゼル底から2mmほど浮かせて
接着してあり、ホーゼル底には接着剤が溜まっていました。
接着剤を取り出すと、1本の方からまたアルミ板が出てきました。
(右画像)
ホーゼル内にアルミ板を使うことはありますが、???の連続です。1cm×1.5cm
- 古い細ネックのFW 7/26
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古いクラブのシャフト交換がありました。
当時はネックが細いのが普通でしたが今は太めになり、対応ソケットも皆無です。
左写真上がミズノのF-145。下がキャロウェイ・X-HOTです。
F-145のネック外径:11.0mm、X-HOT:12.45mm。
他のクラブを調べてもネック外径は12mm以上あります。
店には11.0mm・11.3mm・11.5mmが少し残っていましたが、
これを使い切ったら太いソケットを削るしかないようです。
- メーカー、カスタム対応シャフト 7/26
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メーカーさんのカスタム対応で組まれたシャフトです。
- シャフトチップ側の塗装と切り口 6/30
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RBZのシャフト交換。
抜いたシャフトとグリップ側の切り口です。
- 同モデル9本のグリップ交換 6/30
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最近、ジュニアのグリップ交換が続きました。
ジュニアの場合、同じモデルのクラブをドライバーからアイアンまで揃えている場合が多いです。
(ジュニア用・レディース用・一般男性用、共)
気になるのは、シャフトの太さです。
オリジナルのグリップは、ドライバー用とアイアン用では重さも太さも違います。
理想はオリジナルグリップに交換すれば良いのでしょうが、希望はカラーグリップ。
下巻き(ビルドアップテープ)を厚くしたり、グリップを伸ばして入れたりの作業になりました。
(バランスは、使ってみた後での調整)
- Srixon Z525 アイアン シャフト抜き作業 6/8
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左写真のタグが付いたお客様のシャフト交換。
クラブはスリクソンZ525アイアン。No.1
シャフトを抜くと右画像のようにシャフトだけ抜ける物とシャフト
先端に真鍮の重りが付いている物があります。
真鍮が抜けかかっている訳ではなく、この状態で入っています。
理由は後ほど分かりました。No.2
シャフトだけ抜けたヘッドのホーゼルの中を見ると
右画像のようにシャフトの中の接着剤が多く残っています。No.3
ホーゼル内の接着剤を取り出すと、真鍮の重りが出てきました。
左画像の真鍮はシャフト先端に入れるタイプで、小さなマイナスドライバーで
こじれば取り除けるのですが、右の真鍮は太くホーゼル内にピッタリと
くっついているため隙間がありません。No.4
上画像左タイプは一つを残して小ドライバーで出せました。
残った一つはタップを切り、引き出すことに成功。
真鍮の中にきれいに溝が切られています。No.5
問題はNo.3右画像の隙間が無いもの。このような真鍮を使ってあるのは
初めてです。
タップを切って引き出そうとしたのですがびくともしないので
ドリルで削り出すしかありません。
幸いなことに削りの途中で先端に引っ掛かり、真鍮を貫通させることなく
取り出せました。No.6
取り出した2種類の真鍮。
写真左がドリルで出した物で右がタップを切って
出したもの。No.7
ホーゼル内の長さは1.25インチあるのですが、
9mmの太い真鍮を入れているのでシャフトが
ソールまで届きません。
太い真鍮の長さ:0.25インチ
No.1写真のような状態でシャフトが抜けるのは、シャフト挿し込み長を1インチに統一させるためでした。
- プロ使用アイアン 追記 5/24
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5/17「プロ使用アイアン」の追記です。
シャフトはダイナミックゴールド ツアーイシュー X100ですが、硬めにする番手ずらしになっていました。
PW:使用シャフト 37.0 #9:37.0 #8:37.5 #7:38.0 ・・・・・。
PWはバット側でのカットのみ。
- プロ使用アイアン 5/17
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プロ使用アイアンのシャフトを抜きました。
短い物を使えば意図したような効果が得られるでしょうが、長い場合は平行移動になってしまうのではないでしょうか。
(ホーゼル内の深さ:1.25インチ)
また、ソケットがずれないようにかシャフトのソケット部分のメッキも軽くサンディングしてあります。
- カーボンシャフトを抜くと・・・ 5/14
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ドライバーのシャフト交換依頼。
シャフトを抜くと下画像のような状態。
- シャフト、メッキ剥がし 5/14
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アイアンのシャフト交換依頼。
古いシャフトを抜くと、シャフトチップ側のメッキ剥がしの長さがバラバラでした。ホーゼル内深さは1.25インチ。
- Callaway X-HOT UT シャフト交換 5/11
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NS950シャフトをDG X100への交換依頼がありました。
使われていたNS950がパラレルシャフトでメーカーに確認したところ、DGもパラレルを使用とのこと。
NS950シャフトは、40.0を使用
抜いたシャフトの画像
赤線から先1.25インチがホーゼル挿入長。
シャフト先端の黒いのはプラスティック。
ダイナミックゴールドの場合、チップカットは #3−0、#4-0.25、#5-0.5インチだそうです。
(クラブ長の違いは番手間で0.75インチ。)
メーカーに準じての作製ですが、使用するグリップ重量が違うのでバランスD2.6で完成。
(メーカー基準はグリップ重量46.5gでD3、今回の使用グリップはツアーベルベットラバーM60 Xで48.6g。
- 4件の小さな事柄 4/28
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★SW、お客様の要望に合わせてのソール削り
元のSW
ソール後ろ側を大きく削る
赤△部さらに削る
バランスをC9まで落とす
★メーカー供給クラブのソケット仕上げ
★チタン素材のFW。部分的にチタンの種類が違い溶接の後(線)が見える。
★メーカー品のシャフトチップ部分。塗装がきちんと剥がされていなくメタリック塗装が残っている。
- キャスコ パワートルネード 4/18
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グリップ交換依頼の2本のパワートルネード。
初期のパワートルネード”33”をお持ちで、使いやすいからと新たに購入した”55”。
作業中にお話を伺うと、”55”が打ちづらいとのこと。
見ると”55”にはE-specの文字が書いてあり、シャフト重量や硬度が違います。
硬度 S 64g トルク 3.5 中調子
硬度 R 55g トルク 4.3 中調子
このお客様のようにシャフトの硬さが違うというのは確認ミスでしょうが、シャフト重量が9g違うということまでは、なかなか気が付かないものです。
同じシリーズで一見すると同じに見えるクラブでも微妙に違う場合があるので注意が必要です。
他のお客様での事
ボーケイのウェッジを買い替えたら今までと使い心地が違う。
ソール形状は似ていましたがモデルが違っていました。
- オノフ(ONOFF) アイアンシャフト BUTT径 4/9
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オノフ・アイアンセット(#5〜SW)のグリップ交換です。
古いグリップを取り、残った両面テープを剥がしていると、8番だけ両面テープを2重にしているような厚さがありました。
8番以外の両面テープは薄く、0.13前後の厚さだと思います。
後で調べてみると、「惜しい!」と感じる出来事がありました。
両面テープを剥がして並べると、シャフトに貼ってあるシールが番手によって違います。
#5〜#7 I80-2L
#8〜AW I80-L
SW I80-A
これは、3種類のシャフトを番手によって使い分けているのですが、BUTT径が微妙に違っていました。(#8〜AWが細い)
番手 5 6 7 8 9 P A S 直径 mm 15.5 15.5 15.45 15.2 15.25 15.3 15.35 15.5 グリップ無しのバランス D9.9 E0.5 E0.5 E0.9 E1.0 E0.8 E2.1 E3.5
バランスを見ると8番から下が重くなっているので、I80-Lを使っている番手全部の両面テープを厚くしても問題なかったと思います。
店には、0.15mm厚のビルドアップテープと3種類の厚さ(0.13・0.15・0.18mm)の両面テープがあるので、まずはBUTT径が15.5mm近くになるように調整してから通常作業になります。
番外
15年位前になりますが、ホンマ・アイアンセットのグリップ交換をした時です。
シャフトはカーボンで、BUTT径をそろえる為に6番位から下にビルドアップテープが使われていました。
- BIG BERTHA HEAVEN WOOD 3/29
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「#3Hはボールがつかまるのに、#4Hはボールのつかまりが悪い」と持ち込まれたクラブ。
シャフトには950FWと書かれていますが、よく見るとチップの太さが違います。
#3Hが8.5mm、#4Hは9.0mm。
今のカタログには9.0mmのFWシャフトはありませんが、昔はあったのか?、それともキャロウェイ特注品か?。
少し重さも気になるということで、850FWにリシャフトすることになりました。
シャフトを抜いてHEAVEN WOOD用ソケットを準備。(今は他モデルとの兼用ソケットが多く、このモデルはほとんどありません)
→普通のヘッドと比較→
おまけ
比較ヘッドは”ROYAL COLLECTION”のRC-245。
ロイヤルコレクションがまだパーツ販売をしていた時のヘッドで、フェース塗装も一般的な時代。
- ヨネックス ナノV 450D
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YONEX NANO V 450D のシャフト交換依頼がありました。
シャフトはヨネックスさんがカスタム対応で入れたグラファイトデザインのMDです。
シャフトを抜いてホーゼル内のクリーニングをすると、アルミ管の輝きが出ました。
メーカーに問い合わせると、「グラファイトデザインのシャフトならアルミ管を使っている」とのことで、アルミ管を削り出し。
ホーゼル内の白く見えるのがアルミ管
アルミ管を取り出した後
シャフトを入れる時の希望が「アップライでフェースをフック気味に」でしたので、新しく使うアルミ管の2か所を切って希望の向きにシャフトが入るよう自作。
- シャフトのカッター傷 3/17
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グリップを取った時に見つけたキズ。両面テープを剥がすと一部は塗装も一緒に剥がれます。
深く、長く、何本も!!!
- ホーゼル内、底の真鍮とシャフトのバランスポイント 3/13
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5番アイアンをカーボンシャフトに換えたが距離が出ないので元シャフトに戻して欲しいとの依頼。
ソケットのホーゼル側を見ると、再利用したのか
溶けたような跡があり隙間もあります。
バランスはD0.9でほぼカタログ値
シャフトを抜くと先端に細い真鍮棒が入っています。
元シャフトに入っていた真鍮を使ったのか
同じくらいの太さの穴があります。
左:元シャフト・・・NS.PRO 950GH WF S
右:カーボンシャフト・・・Tour AD AD85 S
底に真鍮がありました。
なぜ?と思いながらとにかく削って出しました。
クリーニング始め
→ 真鍮を出した後
シャフトの長さを比べると、Tour ADの方が1/8インチ短い!。
きちんと仮組をすれば真鍮を使う量を減らし、元シャフトと同じ長さで組めたような気がします。
また今回のような場合は、シャフトのバランスポイントが違うことも考えなくてはいけません。
NSPRO 950GH WF:51.3〜51.6%
Tour AD AD85:46%
Tour AD AD85はダイナミックゴールドなどからのリシャフトを考慮して、チップ側が重くできています。
- アイアン ホーゼル内径拡大 3/4
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アイアンのオリジナルカーボンシャフトをテーラーメイドのカーボンシャフトに入れ替えて欲しいとの依頼がありました。
仮組みをしようとするとテーラーメイドのシャフトが奥まで入りません。
(ホーゼル内深さ:1.25インチ シャフトが入った長さ:3/8インチ)
シャフトチップ側の太さを測ると、オリジナル(画像上)は先端
8.9mm、塗装際9.25mmでテーラーメイドは全体が9.45mm。
ホーゼル内径を調べると入口は9.6mm位ありますが9.5mmの
リーマーが少し入ったところで止まります。
(9.4mmのリーマーは底まで入る)
シャフトを削る訳にはいかないのでホーゼル内径を9.5mmに
広げることにしました。
ホーゼル内を削るのに便利なのが「セルフセンター ボーリングバイス」。
これはホーゼルの穴中心をぶらさずに広げられるすぐれもの
右画像は削る時に使う潤滑油「スーパータップ」と油を落とす
「メタルクリーン」
メタルクリーンは普段の接着時でもホーゼル内やシャフトの
洗浄に使います。
8.5mmから9.5mmまで0.1mm単位で揃えたリーマー
- キャロウェイ Xシリーズ JAWS ウェッジ シャフト 2/5
-
JAWSウェッジを中古で購入した方で、シャフトが軟らかく感じるのでシャフトを交換したいとの依頼。
アイアンセットのシャフトはNS950GH Sフレックス。
JAWSのシャフトもNS950GH Sフレックスですが、抜いてみると・・・。
シャフトの印刷は「S-35.5」
52度、56度共同じ
(多くのメーカーさんは、ウェッジに35.0を使いますが、最近はアイアンも長くなり基準が無くなりつつあります)
お客様使用クラブの流れからすると、半フレックスほど軟らかくなっている感じです。
- バランス調整用真鍮棒 1/31
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バランス調整用に真鍮棒を使うことはよくありますが、この重さを使う?ということがありました。
あるメーカーのアイアンセット二つ。
A:フルキャビティ+NS850
B:ポケットキャビティ+NS900
それぞれのシャフトを入れ替えて欲しいとの依頼でした。
Aのシャフトを抜いた画像 赤いプラスチックがシャフト先端に
挟んであります
Bは透明プラスチック
抜いた真鍮棒画像 A:右側6本
1.5gのゴム〜6g真鍮棒
B:左側6本
5.5g〜10gの真鍮棒
真鍮棒の奥まで接着剤が入っています
A:平均 1.5インチ
B:平均 2インチ←Aシャフト内から出た接着剤
- タイトリスト CB 712 1/15
-
ダイナミックゴールド S200 を S300 に交換したいとの依頼。
新しいS300はお客様がオークションで買ったナイキオリジナルグリップが付いた中古品です。
お客様の希望は
1、バランス:D3.0
2、ナイキグリップ再利用
接着作業までの流れを書いていきます。
まずは、アイアンのスペックを調べシャフトを抜きます。
ソケットが入っていた場所とソケット内側に細い線が付いています。ソケットずれ防止のためでしょうか?
アイアンホーゼル内をクリーニング。
→ 初めのクラブ長さとバランス
#4:38+5.5/8 D3 #9:36+1.5/8 D2.8
再度組んだ長さとバランス(抜いたソケット付き)
#4:38+4.5/8 D2.4 #9:36+1/8 D2.2
当初シャフトはホーゼルの底まで入っていなかった?
ヘッド重量測定
今回は#7番が少し軽めでしたが、大きな誤差はありません。
抜いたS200と新しいS300の長さを比べると、S300が1/8インチくらい短くS200のシャフト先端には約1.6gのプラスチックが入っています。
ご来店される間にS300のナイキグリップを抜き、シャフト先端に詰まっている接着剤を取り除きます。
グリップを抜いた状態
切れたり薄く剥がれた両面テープがグリップ内に残っている
画像はシャフトに残った両面テープ
左から真ん中あたりまでが薄くなっている(薄くなった残りはグリップ内)グリップ内に残っていた両面テープ
このフックでクリーナーに付いた
両面テープを取り除く
きれいになったクリーナー
グリップ内を掃除するためこの作業の繰り返し
S300シャフト 接着剤が
1.5インチ前後の長さで詰まっている
取り出した
接着剤
お客様と相談しながら、バランス・重りの量を決めていく。
重りの量を少なくするため当初使う予定だったナイキグリップ(重さが52.5g前後)をツアーベルベットラバー(50.5g前後)に変更とソケットもBS用2gを使用。
番外
712ヘッドはホーゼルの長さが違うので#4〜#7までと#8〜PWまでのシャフト挿し込み長が違います。
左:#8番 右:#7番
抜いたシャフトにソケットを付けたところ
挿し込み長さ
#4〜#7:1+1/8インチ
#8〜PW:1+2.5/8インチ番手毎のシャフト長の違いは0.5インチ
- マルマン Conductor PRO-X 1/10
-
試打用クラブを組みました。
注文したドライバーヘッドは・・・ロフト9.5度、フェース角:スライス目、ヘッド重量:標準
ホーゼル外径が12.8mmで付属ソケット外径が13.8mm。
随分太いソケットと思いましたが、シャフトが斜めに入る分組んでみるとギリギリでした。
シャフトを斜めに入れる為の作業(パーツ)は必要なく、普通に入れると斜めに入ります。楽ちん!
メーカーさんでシャフトが入る穴を斜めに開けているようです。
画像下がフェース側:ソケット下部が後ろにはみ出しています
後ろ側を削った後
フェース側と微妙に角度が違います少し回転させた画像
アイアン用ソケットも外径が14.0mmあり、太めです。
(アイアンホーゼル外径:13.7〜13.8、ウェッジホーゼル外径:13.5〜13.6mm)
シャフトの挿し込み長は、ドライバーが1+1/2インチ強と少し長め。
アイアンは1+2.5/8インチで普通。
ウェッジは1+3/4で長め。
ドライバーヘッド重量は197gから209gまでの中から選ぶことができます。
さらに、付属のウェイト(4.6g〜10.6gまで4種類)でバランスを-2ptから+2ptまで
調整できます。
アイアンは一つの番手で3種類の重量から選べます。
一つ残念なのは、アイアンのホーゼル内径が9.4mmだけということです。
出来れば9.0mmも欲しかったです。