アマチュアゴルファーズ倶楽部

N.S.PRO GT700 HB 12/16
お客様がネットで買ったシャフト「N.S.PRO GT700 HB」。
一般販売はされていなかったシャフトです。
N.S.PRO GT700 HB シャフト
このシャフトについてメールでメーカーに問い合わせたのですが、1週間以上たっても今だ返事がありません。

ビルドアップテープ 12/02
子供の為に古いホンマのレディース用アイアン(CL−606)のシャフトを切ってもらいたいという依頼が来ました。
切る長さは3インチ。
この長さを切るとグリップが入る部分の太さが番手によって変わってくるため、ビルドアップテープを使って太さを合わせていきます。
ホンマ CL-606 シャフトカット後
ホンマ CL-606 グリップ部分 ビルドアップテープ
今回シャフトカットした番手は#6・#8・#10・SWで、太さは6番のバット径0.56インチに合わせました。
ビルドアップテープは、8番=1巻、10番=2巻、SW=3巻で、使用グリップはツアーベルベット ラバーのレディース用(L56)です。

オデッセイ パターシャフト 07/19
グリップ交換作業で何気なくシャフトの中を見ると、3センチ位下に段差があります。
外側に段差があるわけではなく、シャフト伸ばしや鉛を貼った残りでもありません。
オデッセイ パター オデッセイ パター シャフト

キャロウェイ XR アイアンソケット 07/19
シャフトはキャロウェイオリジナルの“Memphis 10”。
シャフトチップ側がパラレルでソケットが浮きやすいのですが、一応接着はされていました。
ソケットの内径が少し大きいためか「ゆるゆる」です。
キャロウェイ XRアイアンキャロウェイ メンフィス10シャフト
キャロウェイ メンフィス10シャフト tip側

シャフト交換されたアイアン 06/20
オークションで購入したというアイアン「キャロウェイ X ツアー」のライ角調整依頼がありました。
ざっと見るとソケットがアップライト方向にずれており、接着剤がはみ出した部分はそのままでした。
何本かのライ角を調べると、5番=63.5度・7番=64.3度・PW=65..8度!。

シャフトがダイナミックゴールド S300 だったのでリシャフトしてあると思いバランスを調べると???
長さも揃ってなく、よく見るとシャフトのステップ位置が等間隔ではありません。

ソケットのズレ(青丸部分)
ソケット部 拡大
はみ出している接着剤(赤丸部分)
アイアン ソケット部 拡大 ソケット部 拡大

アイアンを並べるとステップ位置が番手間で等間隔にならない
アイアン全体 シャフト 4番〜PW
拡大:4番と5番の差が少ない
シャフト拡大
9番とPWの差が逆転
シャフト拡大

計測値
    4   5   6   7   8   9   P
 バランス  D3.7  D6.3  D3.9  D2.9  D2.5  D4.0  D6.7
 振動数  325  329  336  345  354  360  357

案の定 9番とPWの振動数が逆転してました。

スチールシャフト チップ側メッキ 06/10
 新しいウェッジ(キャロウェイ・MACK DADDY2)に使用中のシャフト(N.S750)を入れて欲しいとの依頼。
シャフトを抜くとメッキ剥がしが中途半端で、ヤスリで強くこすった部分がえぐれています。
シャフト 不十分なメッキ剥がし シャフト 不十分なメッキ剥がし

きちんとメッキを落とした後 (青丸内の黒いところが凹んでいる部分)
シャフト きちんとメッキを剥がした後 シャフト メッキ剥がし後

色んな事柄 04/26
小さな?ことですが、いくつか溜まりましたので書いていきます。
・メーカーからもらったというアダプター。
 先端の見た目はかなり違います。
 取り付け自体は問題なし。
アダプター

・最近メーカー品でソケットを接着している場合が
 時々あります。
 黒く光っている部分がソケット位置
シャフトのソケット部分

・アイアンセットでの両面テープ違い。
 左3本が厚いテープ
 右3本は薄く、グリップをはずすと
 グリップに付いたまま
アイアンセットと両面テープ

・ソケットとホーゼルに隙間があるままで接着。 ホーゼルとソケット部分

・グリップねじれ。
グリップエンド側と先にある
白い印の向きが違う
グリップ

・グリップ挿入部分のカッター傷。
シャフト グリップ側

・塗装を剥がしていないシャフトチップ部分 シャフトチップ側

・特殊なアダプター。 TOBNDAアダプター TOBNDA

ブリヂストン X-DRIVE GRドライバーのアダプター&ソケット 04/11
X-DRIVE GRドライバー用アダプターに、ATTAS 6☆(ロックスター)を入れて欲しいという依頼がありました。
ヘッドは普通のGRではなく、リミテッドブルーです。
 リミテッドブルー
ブリヂストン GR リミテッドブルーブリヂストン GR リミテッドブルー
     普通のGR
ブリヂストン GRブリヂストン GR

アダプターをどこで手に入れたかは不明ですが、ソケットの穴が大きく少し歪んでいるため本体と密着しません。
GR用アダプター ブリヂストン GR アダプター
ほとんどすべる感じで
シャフト奥まで入るソケット
アッタス6とソケット
アダプター本体とソケットの間に
隙間が出来てしまう
ブリヂストン GR アダプターとソケット部分

実際の作業では他のソケットを使用。

極薄アルミ管 3/17
シャフト交換のアイアン。
ホーゼルの中に薄いアルミ管が使われています。

アルミ管を取っていく様子。
初めの状態
ホーゼル内 アルミ
初め:向き違い
ホーゼル内 アルミ
まだ一部残っている
ホーゼル内 アルミ
きれいに取れた状態
ホーゼル内

よく使われるアルミ管(スペーサー)は厚さが0.25mmでシャフトチップ径8.5mmを9.0mmにする時などに
使われますが、極薄タイプの厚さは0.1mm。
これが結構使い勝手が良く、少し隙間がある場合のホーゼルやメーカー用アダプターにも使えます。
(右画像の右側が極薄アルミ管)
アルミ管

メーカー用アダプター 3/17
いわゆるカチャカチャタイプのクラブに使われているアダプター。
メーカー毎に形状が違いますが、ソケットが段付きになっている場合は注意が必要な時があります。
パーツだけの場合はソケットの足部分がアダプターにすんなり入っていても、ソケットをシャフトに入れてアダプターを合わせようとした時に足部分が太くなりアダプターに入らなくなることがあるからです。
この場合は足部分を細く削って対処するのですが、シャフトやアダプターと接する部分に傷を付けないような注意が必要です。
i段付きソケットの
調整が必要だったアダプター
メーカーアダプター+ソケット ソケット
段付きソケットでも
調整がいらなかったアダプター
(極薄アルミ管使用)
メーカーアダプター+ソケット メーカーアダプター+ソケット
ソケットでアダプターも
かぶせるタイプ
メーカーアダプター ソケット メーカーアダプター+ソケット

宮里 藍さん使用のパターグリップ 1/28
the Coates Golf Championship 宮里 藍さんパター練習 藍さんグリップ部分 the Coates Golf Championshipでの藍さんのパター練習写真がゴルフダイジェストオンラインに載りました。
ヘッドは昔使っていたホワイトスチール2ボールですが、グリップを見ると長年使っていたラムキンの“クロスラインパドルラバー”とは違います。
グリップは、“JOPグリップ”。少し変わったグリップです。
ラムキンパドルパターグリップの藍さん

実は昨年12月、優氏が藍さん用にJOPグリップをオデッセイ TANK CRUISER #7 に付けて欲しいとお見えになりました。
TANK CRUISER はシャフトエンドにカウンターバランス用の重りが入っているのですが、とりあえず練習用にと重りが付いたままでのグリップ交換になりました。
使い続けているので、フィーリングが良かったのでしょうか。
オデッセイ TANK CRUISER #7 オデッセイ TANK CRUISER #7 グリップ オデッセイ TANK CRUISER #7 グリップエンド

“JOPグリップ”
JOPグリップ
本体は平べったいグリップですが、特徴はシャフトが入る角度になります。
単純に書くと、横から見た時のシャフトの入り方は下図左が普通ですが、右図のように斜めに入ります
JOPグリップ 図解 JOPグリップ 図解
このシャフトが入る角度が幾つかあり、サイズ(重さ)も何種類かあるようです。

いずれにせよ、藍さんには復活&優勝してもらいたいです。

アイアンのフェースプログレッション(F・P)と見え方 1/25
アイアンの場合フェースプログレッション(シャフト中心線とリーディングエッジとの距離)数値の大小によって、ストレートネック・グースネックなどと言われますが、数値が同じでも見え方が大きく違う場合があります。

アイアン FP計測 B社アイアン使用のプロがR社からクラブの提供を受けたのですが、「ネックの見え方が違うので何とかならないか」と相談に来ました。
見た感じではR社のクラブはグースが大きそうでしたが、測ってみると両クラブのF・P値は同じ。
原因はネックの太さとネックからリーディングエッジにかけての削り方の違いでした。

例えば、アイアンのF・P値が同じ4.0mmでもネックの太さが違う場合、太いネックはグースが大きく見えてしまいます。
他にネックからリーディングエッジに続く線の削り出しが高いか低いか、リーディングエッジが真っ直ぐか丸みを帯びているかでも見え方は違ってきます。
スペック数値だけでは分からない部分です。

Jumbo MTNV PRO MODEL 1/20
ジャンプロ ヘッド 懐かしいアイアンのグリップ交換・ロフト角・ライ角調整です。

グリップを取っていくとPWだけ両面テープが螺旋巻きと縦の2重になっており、
シャフトを見るとPRECISIONのシールが違います(硬度はFM 6.5と同じ)。
シャフト折れ等で交換したのかと思いましたが、計測結果は?!
#2〜SW (下から3本目がPW)
ジャンプロアイアン
PW(右から3本目)のシールが違う
ジャンプロ シャフトシール

グリップはオリジナルの“SWING RITE”ハーフコード
ジャンプロ オリジナルグリップ
PW以外の両面テープは縦1回
ジャンプロ グリップ内側

計測値を見るとPWの数値が流れからズレています
2 3 4 5 6 7 8 9 P PS S
振動数 321 327 331 337 342 348 353 360 375 362 363
バランス(グリップ 51.2g) D3.3 D3.3 D3.8 D2.9 D2.9 D2.7 D2.5 D2.1 D2.3 D4.5 D5.6
総重量(グリップ 51.2g) 410.4 415.8 422.0 426.2 431.4 436.4 442.8 449.6 463.0 462.8 472.0

昔のデータを見ると、ブリヂストン+プレシジョンシャフトはPWの総重量・バランスが重くなるようですが、今回のクラブは
振動数が離れすぎです。
参考:同じシャフト(プレシジョンFM 6.5)が付いたブリヂストンのUSモデル“プリセプト”
3 4 5 6 7 8 9 P
振動数 326 334 336 343 348 353 358 364
バランス(グリップ オリジナル) D2.5 C9.8 D2.4 D3.0 D2.3 D2.2 D3.5 D4.1
総重量(グリップ オリジナル) 416.8 415.6 425.0 432.4 437.8 443.0 448.0 459.8

シャフトの段差位置を比べるとPSが特殊な感じがします。
クラブ全体
ジャンプロ アイアンセット
左から#7・8・9・P・PS・SW
ジャンプロ シャフト段差位置
シャフトバット側
ジャンプロ シャフトバット側

昔使っていたジャンボ系クラブ
左から:Jumbo MTNV・同プロモデル・J's
ジャンボ系クラブ
ソール幅の違い
ジャンボ系クラブ、ソール
長く使ったJ'sキャビティ
J'sキャビティ

フェース角調整 01/07
BS X500ヘッド 研修生が持ってきた古いドライバー。
練習用に手に入れたクラブだが、フェース向きがクローズすぎるので調整して欲しいとの依頼。

店に同型ドライバーがあり、比べると確かにフェース向きが強いクローズ。
フェース角を調整してあるのかと思いましたが調整無し。
上級者向けのクラブですが、製品誤差の範疇?

加工後のホーゼル入り口画像
1、フェース面側の加工していない部分
2、フェース側から後ろにかけての様子。入り口の斜め部分が少しづづ小さくなっている
3、後ろ側、厚さを削り斜め部分が無くなる
4、削りかす
1、フェース面側
ホーゼル入り口
2、右側がフェース面
ホーゼル入り口
3、後ろ側
ホーゼル入り口
4、削りかす
削りかす

仮組み画像
1、ホーゼル入り口
2、フェルールを付けた様子
1、
ホーゼル入り口
2、
ホーゼルとシャフト

追加
お客様のクラブは、TD03+(83g)のシャフトが付いていてヘッド重量 195.3g。
店のクラブは、TD02(60g)のシャフトでヘッド重量 200.1g。