Single Length アイアンセット 試作〜テスト No.1
Bryson DeChambeau(ブライソン・デシャンボー)、この名前に聞き覚えのある人もいると思います。 2015年6月、NCAA(全米大学体育協会)チャンピオンシップで個人優勝し、8月の全米アマチュア選手権でも優勝。 同年11月は豪州マスターズで2位タイ、2016年1月には欧州ツアーのアブダビ選手権に招待され、初日64でトップ、 4月のマスターズでも21位タイと素晴らしい成績を収めています。(マスターズ後プロ転向) しかし、彼が注目を浴びる要素は成績の他に二つあります。 それは独特のスウィングとアイアンの長さが全て同じということです。
アマチュアゴルファーズ倶楽部としては、スウィングよりも同じ長さのアイアンの方が気になります。 アブダビ選手権では、セッティングに興味を持ったマキロイが試し打ちしたデシャンボーのアイアン。 そんなデシャンボーアイアンスペックは以下の様になっています。 2015年(8月24日)
2016年(4月12日)
現在販売されているアイアンは3番から0.5インチづつ短くなり、ライ角もショートアイアンになるほど増えるように作られています。 しかし、全てのアイアンの長さが同じならスウィングプレーンは一つになりボール位置も同じで良いことになります。 番手間の距離の打ち分けが出来るなら、初心者や練習量の少ない人にはこの方が良い気もします。 が、想像の範囲内では、全クラブの長さを同じにした場合(普通の6番か7番の長さ)、ロフトが立ったアイアンはヘッドスピードが上がらないので ボールも上がらず番手通りの距離が出にくいと思われ、ロフトが寝たアイアンではボールが上がりすぎるのではと考えてしまいます。
アメリカではすでに同じ長さのアイアンセットは販売されています。(Sterling Irons / 1 Iron Golf) 全番手のアイアンの長さが同じで、距離の打ち分けをすることはアマチュアに易しいのか? これは検証するしかありません。 ということで、とりあえず同一長のアイアンセットを作ってみることにしました。 ( NO.2 ヘッド決め) |